料理家・真藤舞衣子さんが、日々の生活で見つけた、
料理をより楽しく！　おいしい！ものにする“食材”を紹介する連載。
食材とそれを使って作るひと皿を真藤さん目線で伝えていきます。

Vol.１２
「キヨエのオリーブオイル」

オリーブオイルって種類がほんとうに豊富。

わたしが選ぶ際に大切にしていることは、オリーブオイルの製法。
科学的な処理を行わず、シンプルな搾油方法でできたものを選んでいます。

料理によって、さまざまなオリーブオイルを使用していますが、
普段使い用でおすすめしたいのがこのキヨエのオリーブオイルです。

写真左は、オリーブジュース100％オイル。

完熟したオリーブを使用し、辛味が少なく、くせのない柔らかな風味は口に含むとスッと入ってくるのが特徴です。

南オーストラリア産の完熟したオリーブの一番搾り（エキストラバージン）のオリーブジュースを使用。水と油が自然と分離してできた貴重な純度100%のフレッシュオイルなんです。
オレイン酸が豊富で、トランス脂肪酸はゼロ、私はフルーツや魚料理などにたっぷりとかけたりして使っています。

こちらはスイカとトマトのサラダにたっぷりとオリーブジュースをかけて。

そしてもう一つは、EXVオリーブオイル（写真右上）。
ギリシャのクレタ島で作られたオリーブオイルです。
実が小さく、味が濃いものだけを使用しているそうですが、だからといって苦味や辛みも少なく、和食に合うのが特徴です。

和食とともにユネスコの世界無形文化遺産に登録された地中海式食事法。
オリーブオイルをふんだんに使った食事は、
ギリシャ・クレタ島で暮らす人々からはじまったと言われているそうです。（クレタ島に住む人々の長寿の秘訣はオリーブオイルにあり！　とも言われているとか）

さてそんなオリーブオイルには、動脈硬化を防ぐ作用や、血中コレステロールのバランスを保ち善玉コレステロールを活性化させるとも言われていますし、たっぷりと取っていきたいですね。

このEXVオリーブオイルは、日本人が好む味わいのタイミングで収穫して作っているので、
冷奴や焼き魚、お刺身などにも相性が良いのです。

冷奴に美味しいお塩とみょうがとオリーブオイルはお酒のアテにもなります。

こちらは焼きなすと焼きパプリカのトンナート。
ツナとケイパー、玉ねぎ、自家製のマヨネーズ、醤油を少々にオリーブオイルをかけるのが好みです。

【DATA】

オリーブジュース100％オイル＜キヨエ＞200ml
￥2,106

【ギリシャ産】＜キヨエ＞・EXVオリーブオイル 250ml
￥1,382

https://www.valox.jp

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【PROFILE】
真藤舞衣子
カフェ「my-an」（山梨市）オーナー。料理教室主宰、レシピ開発ほかYBS山梨放送「てててTV」はじめTV、ラジオ出演も。著書に『からだが整う 発酵おつまみ』（立東舎）ほか多数。
Instagram：＠maikodeluxe