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【LIFESTYLE】料理家 こてらみやの「ベランダと暮らす」vol.30

Update : 2022.05.11
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花散らしの雨

春はお天気の移り変わりが激しくて、せっかく咲いたお花が強風と雨で散ってしまうこともしばしば。

今日も、あいにくの曇り空で午後から雨が降るとのこと。となれば、水やりは不要ということで、今にも散りそうなバラやクレマチスなどを切り花にして部屋で楽しむことにしました。

途中で雨がぱらついてきたので急いでお花を見繕って…、

部屋に入ってから、水揚げをして生けました。

先日の強風で茎が折れてしまった芍薬とヘンリーヅタは洗面所に。今の時季は、ベランダにお花やグリーンがたくさんあるので、洗面所には常に何かしら飾るようになりました。いい気が流れるようになった気がします。

小さなバラは、2つ一緒に。

ブドウの蕾が見られるのも今の時期だけですから、壁の目立つ所に掛けました。目にも爽やかで、部屋の中が一気に明るくなりました。

枝が柔らかくて花がしな垂れがちな「レディヒリンドン」は、シャンパングラスに生けて棚のいちばん上に飾りました。私の頭の位置と同じ高さなので、花が下を向いていてもお顔が見えます。こんなふうに部屋のそこかしこにお花があると、柔らかな香りがふわんと漂い、上質なルームフレグランスのよう。ベッドの横に置くと、いい夢が見られるかもしれませんね。
そうそう、「バフ・ビューティー」というつるバラの蕾が、平行に走る茎に対して上に向かって付いているので普通の花器にはうまく生けらずに困っていたところ、ちょうどいいものを見つけました。

昔、台湾で買ってきた金魚の形をした茶壷。この注ぎ口に挿すと、茎が固定されて蕾が上を向くのです。ちょっとシュールで私好み(笑)。実際にこれでお茶を淹れるということはなく、ずっと棚に置かれたままだったのですが、本日、二十年目にしてようやく活躍してくれました。

雨の1日でしたが、部屋の中はお花でいっぱい。花散らしの雨も悪くないものです。

 

こてらみや
料理家。毎日食べたくなるような、素材の持ち味を生かしたシンプルな料理を得意とする。休日の楽しみは、ベランダで収穫した果物やハーブを使ってびん詰めを仕込むこと。著書に「魔法のびん詰め」(三笠書房)など。instagramアカウントは @osarumonkey

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