作り手のもの作りの姿勢や背景に共感するもの、体と心をすこやかに保つために欠かせないものなど、ただ「美味しい」だけではなく、自分にとって今、食べる意味のあるものとは？食を大切にする方々に教えていただきました。

料理家　野口真紀さん

雑誌編集者から料理の道へ。新刊は『パスタとサラダ 具材2品で作れるパスタと、一緒に食べたいサラダ』 (主婦と生活社)。

小笠原フルーツガーデンの 薬膳島ラー油

￥980(120ml)

灼熱の太陽を浴びた島唐辛子のスパイシーな味わいがクセになる

東京から船で24時間もかかる小笠原諸島を旅した友人が、お土産として買ってきてくれたのが出会い。旅の思い出話を聞きながら食べたこの辣油の味の虜になり、それから取り寄せ続けています。ウコンやアロエなどの体に良い食材を合わせているからか、旨味はあるのに軽やか。餃子はもちろん、納豆ごはんや、目玉焼きにかけてパンチをきかせたり。様々な料理と合わせて楽しんでいます。

料理研究家　重信初江さん

初心者でも作りやすく、美味しく仕上がるレシピには定評がある。著書に『味つけご飯とおみおつけ』(東京書籍)など多数。

味坊集団の味坊羊肉串

￥2,000(10本入り)

肉選びからカット、串刺しまでプロならではの細やかな枝に

中国東北部の味を中心に、さまざまな店を展開する「味坊集団」。店主の梁さんは友人でもあり、もの作りに信頼がおけます。味坊といえば餃子ですが、夏におすすめなのが、串焼き。羊肉が美味しいだけでなく、肉の切り方や串に刺す技術も味坊独自のノウハウがあり、自分で作るものとは一味違います。付属のオリジナルスパイスをかければ、完璧。キャンプやべランディングのお供に、ぜひ。

イラスト／吉岡香織〈asterisk-agency〉　　取材・文／秋山香織　構成／高田真莉絵

※2021年7月発売号掲載当時の情報です。