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食通が選ぶ、とっておきのお茶とお菓子4選

Update : 2020.04.28
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大好きな飲み物とお菓子がそこにあるだけで、日常からふと離れて幸せな気分になれるもの。
とっておきのお茶の時間に欠かせない、最高の組み合わせを食通のみなさんに伺いました。

5月号本誌より、一部抜粋してご紹介します。

前回の記事はこちら

 

■料理家 真藤舞衣子さんの珈琲とお菓子
Capture One Session79980
<珈>sunaoのブルーコーヒー¥2,500(200g)http://sunao.shop-pro.jp ※取り寄せ可
<菓>西洋菓子 しろたえのシュークリーム¥190 港区赤坂4-1-4 ☎03-3586-9039 ※取り寄せ不可

歳を重ねてきて、健康面も気にするようになってきたときに出合ったのが、「sunao」のコーヒー。抗酸化作用があるとされる「アントシアニン」入りなので、飲むと目や体がすっきりとします。

職業柄、新しいものを食べるとあれこれ考えてしまい仕事モードに。なので、お菓子は小さなころから親しんでいる定番を。このシュークリームの変わらない味が、心を穏やかにしてくれます。

 

真藤舞衣子さん
料理家としてテレビや雑誌で活躍するかたわら、山梨のカフェ「my-an」も手がける。発酵食品にも造詣が深く、食育活動も行う。最新刊は『箸休め』(学研プラス)。

 

■フォトグラファー 砂原文さんの珈琲とお菓子
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<珈>Jalk Coffeeのヤルクブレンド¥1,300(税込)(200g)https://jalkcoffee.stores.jp/ ※取り寄せ可
<菓>A.K Laboのムラングシャンティ¥400 武蔵野市中町3-28-11 ☎0422-38-9727 ※取り寄せ不可

「Jalk Coffee」は近所にある喫茶店。オーナー夫婦のコーヒーに対する深い愛情に感動したことがきっかけで、豆を持ち帰って家でも飲むようになりました。

真っ白で純度の高い、ムラングシャンディはメレンゲとクリームが口の中で溶けていくときに、儚さと夢を感じさせてくれる気品のある一品。コーヒーは必ずブラックで淹れて、やわらかなお菓子の甘みと、苦みのあるコーヒーの組み合わせを楽しんでいます。

 

砂原文さん
ライフスタイル誌を中心に活躍。ハワイのモロカイ島に10年近く通い続け、島の景色を撮影することをライフワークとしている。自主レーベルで写真集『pili』を発表。

 

 

■スタイリスト 中里真理子さんのお茶とお菓子
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<珈>アンリミテッドコーヒーロースターズのエチオピア イルガチェフ アリチャ¥800(税込)(100g)https://unlimitedcoffeestore.com ※取り寄せ可
<菓>KETTLEのカットポテトチップス SEA SALT メーカー小売希望価格 ※輸入スーパーなどで購入可

朝、家事や仕事の準備を終わらせたタイミングで、コーヒーを淹れて一呼吸置くのが日課です。以前暮らしていたアメリカでよく通っていたコーヒースタンドの味がするものを見つけ、それを機にこの豆を取り寄せるようになりました。

「KETTLE」ポテトチップスは、買い物中に見つけたらとりあえず買っておくほど好き。ビネガー味や、ピクルス味など、他の味もチェックしています。

 

中里真理子さん
食やインテリア、コスメなどライフスタイル全般のスタイリングを手掛ける。確かな審美眼とユニセックスなスタイリングが好評。

 

 

■東京喫茶店研究所二代目所長 難波里奈さんの珈琲とお菓子
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<珈>神田伯剌西爾のブレンドコーヒー¥480(税込)(100g) 千代田区神田神保町1-7 書泉ブランで脇小宮山ビルB1 ☎03‐3291-2013 ※取り寄せ不可
<菓>マッターホーンのサブレ 各¥90~ FAX03‐3716-3311 ※取り寄せ可、FAX注文のみ

のんびりとした土曜日の午後などに、平日の慌ただしさを取り戻すように、自分で淹れたコーヒーと、お菓子を一緒に楽しむのを習慣にしています。

「神田伯剌西爾」は、本を片手に一休みしたいときによく寄る喫茶店。「マッターホーン」は、昔、父がよく買ってきてくれていた思い出の味です。お手頃に買える価格ですが、買いに行く道すがらも含め、食べるまでの時間さえも愛おしくなる大切な存在です。

 

難波里奈さん
日中は会社員。仕事帰りや休日に全国各地の純喫茶を訪れ、エッセイを執筆している。著書に『純喫茶、あの味』(イースト・プレス)など多数。

 

前回の記事はこちら

 

撮影/田村昌裕<FREAKS> 取材・文/高田真莉絵 構成/松本朋子

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