Editor's Baton

HERSの編集部員やライターによる活動日誌。
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温泉の後は……アートをもっと感じられる岡山県の2エリア

Update : 2019.12.20
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【生活の中のアートを訪ねて”のれんの町”勝山へ】

湯原温泉に泊まったら、”のれんの町”として知られる勝山にもぜひ足を伸ばしたい。

湯原温泉から南へ車で約30分。真庭市勝山は、江戸時代は出雲街道の要衝として栄えた城下町。

昭和60(1985)年に岡山県初の「町並み保存地区」として指定され、土蔵、白壁、格子窓の町屋が連なるノスタルジックな佇まいが魅力です。
その軒先には、時計の文字盤や農具、トマト、自転車など、様々な意匠ののれんが静かに揺れていて、よりいっそう旅の情緒を盛り上げます。

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そののれんのすべてを手がけるのは、勝山在住の染織作家、加納容子さん。

そもそもは、加納さんが趣味で染めた草木染めののれんを、当時酒屋を営んでいた実家の店先に掛けたことがきっかけでした。

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それに目を留めた町の人が、「うちののれんも作ってほしい」と加納さんに制作を依頼。それが店だけでなく民家にも広がり、今では100軒ほどにもなるとか。いわゆるトップダウンの町おこし的なものではなく、町に暮らす人たちが、生活を豊かに楽しむ工夫のひとつとして生まれた”暮らしの中のアート”だからこその温もりがそこにはあります。

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ひらひらと手招きするように揺れるのれんに誘われて町を歩けば、そこに暮らす人たちの思いや生活に触れられるかも。

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【吹屋はベンガラ色の町並み自体がアート】

A.吹屋

岡山市から車で2時間。山道を走り抜けた先にある岡山県高梁市成羽町の吹屋地区は、もともとは鉱山の町として開かれ、有田焼や九谷焼の赤絵付けや輪島の朱色の漆器に使われた赤色の顔料「ベンガラ」の産地として栄えた場所。瓦も壁もすべてベンガラ色で統一された300メートル続く赤い街並みは、江戸時代にベンガラの豪商が島根県から宮大工を呼び寄せて作ったもので、当時の繁栄を思わせる誇り高い佇まいに圧倒されます。

そんな歴史が息づく吹屋の町を味わうなら、暮らすように滞在できる「町屋ステイ吹屋 千枚」がおススメです。

B.外観

C.リビング

D.寝室

町の北側の静かな通り。明治15年に建てられ、昭和の時代には文具店として親しまれた2階建ての町家の佇まいはそのままに、モダンな家具を設えた一日一組一棟貸しの別荘スタイルの宿です。

古き佳き吹屋の景色や空気をのんびり味わいながら、ベンガラを使った工芸体験も楽しめるのが魅力。

E.朝食

素泊まりのスタイルですが、隣の「cafe燈(あかり)」で朝食や夕食の仕出しも可能。地元の旬の食材を使った料理が楽しめます。

町家ステイ吹屋 千枚
岡山県高梁市成羽町吹屋398
☎0866-29-3050
1泊2名¥28,000~(最大7名まで宿泊可能)*税込
岡山空港からレンタカーで90分
https://fukiya-stay.com/senmai/

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