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スタイリスト中里真理子さんに聞く、花の特徴を生かした自由な楽しみ方

Update : 2020.05.12
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花のある暮らしを、もっと簡単に。

家に花を飾る。それだけで、気持ちがガラリと変化する。まるで模様替えをしたかのように。だからこそ、気軽に花を飾りたいけれど、なんとなくハードルが高く感じたり……。

自由に、気軽に花を楽しむ中里さんに、そのコツをお聞きしました。5月号本誌より、一部抜粋してご紹介します。

前回の記事はこちら

 

■スタイリスト 中里真理子さん
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Profile
インテリア、フードなどライフスタイル全般のスタイリスト。抜け感のある絶妙なスタイリングで人気。雑誌、広告、カタログなど幅広く活躍。プライベートでは男女の双子の母。

 

■中里さん直伝、気軽に花を楽しむポイント

POINT①
筒状の花瓶に入れなくても、花を倒すように生ければ置く場所の幅も広がる

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「とても可憐なチューリップですが、雑然とした場所にあえて置くことで甘さが抜けて、いい感じに絵になる気がしてこの場所へ。無理やり立たせるのでははく、たおやかに垂れる姿をあえて楽しみます」

 

POINT②
たった2本でいい。存在感のある花なら数は必要ありません。
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「インパクトのある花ですが、ガラスの花器に挿すことで茎の部分が見えたらきっと寂しい感じになると思うので、透け感のない花器に。玄関には小さめのものを飾ります。濃い色の花と花器は意外とすんなりマッチ」

POINT③
適当に床に置くだけで家具を新調した気分にさえしてくれる
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「存在感のある変わった植物は、シンプルなガラスの器に入れて、茎まで丸ごとその佇まいを楽しみます。個性的なシルエットの花や植物こそ、ガラスの器を選ぶのがベスト。床に置くことで、部屋の雰囲気がまたぐっと変化します」

 

POINT④
垂れる花は、目線より上の場所に飾ると花と目が合い、顔がよく見える
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「垂れてくる花は必ず高い位置へ飾ります。日を追うごとに垂れてくると、風情が増していきます。垂れた位置とちょうど目線が合うような高さがベスト。このセクシーピンクは、chibiで出合って以来、気に入っている花のひとつです」

 

中里さんが信頼するお店『chibi』
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「花のセレクトからもちろんとても好み。でも奇抜な花ばかりが選ばれているのではなく、実は今まで見落としていたり注目していなかった花が、chibiで見ることで改めて新しい魅力に気づくことも多いんです。それに、芳賀さんのセンスある花瓶と花の組み合わせを見るのも実は楽しみだったりするんです」

 

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chibi
住所/東京都目黒区中目黒5-1-18
☎03-5722-0528
営業時間/12:00~19:00
定休日/日曜、不定休
instagram:@chibi.flower

 

 

 

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撮影/伊藤徹也、猪原 悠(chibi 取材分) 取材・文/柿本真希 構成/松本朋子

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