すっかり肌寒くなって、温泉が恋しい季節になりました。そんな時季にぴったりなのが、『ことぶき酒店御用聞き物語』。温泉街を舞台にした小説です。
旅館を守る“屋敷神”という神様たちが出てきたり、頭の切れるイケメン社長や美青年な幼なじみに囲まれたり……。ワクワクしながら一気に読み進められるこのシリーズ。「最近本を読んでいなかったかも」という人にもおすすめです。1~3巻が12月より毎月刊行されるので、気になる続きもすぐに読めるのも嬉しいところ。
数多ある小説の中から、「これを読もう!」と選ぶ決め手はさまざま。この作品のように、軽やかに読める小説って師走の忙しい時期に読むのにはちょうどいいような気がします。
『ことぶき酒店御用聞き物語』(光文社文庫)
桑島かおり・著
Gれ・イラスト
STORY
とある温泉街にある「寿酒店」を継いだ寿ミツルは、一軒一軒に注文を取る、昔ながらの御用聞きを続けていた。その理由は、霊感の強い寿一家が旅館を守る屋敷神の用事に応じるためだった! あるとき新進気鋭の「サクラリゾート」がオープンし、街は大騒ぎ。イケメン若手社長、幼なじみの神社の息子や個性豊かな屋敷神たちに囲まれ、ミツルはトラブルまみれ……⁉
読み終わったあとには、ちょっとお酒が飲みたくなる、そんな小説です。
第一巻は、明日12月7日(土)発売!
第二巻は2019年1月10日(木)、第三巻は2月8日(金)発売予定なので、本屋さんでチェックしてください。
(編集M)