日伊国交150周年の今年は、いつも以上に各地でイタリアがらみのイベントが開かれています。伊勢丹新宿本店でも大々的にイタリア展が行われていましたね。
そして、その一環として伊勢丹会館5階にある“OTOMANA”では、パンツェッタ貴久子さんとジローラモさんご夫妻のワークショップ&トークショーが10月4日に行われました。
会場となった“OTOMANA”は、伊勢丹新宿本店が豊かなライフスタイルを提案する大人の学びの場として昨年オープンしたサロンです。いわゆる従来の百貨店のカルチャーサロンとは一線を画したラグジュアリー感に包まれています。それだけに受講者がいらっしゃるときは基本的にメディアの撮影は禁止。
この日は『ジローラモ・貴久子夫妻に学ぶイタリアの魅力とジャパニーズイタリアンレシピ』というタイトルのもと、ジローラモさんがナポリのピザ業界の話や一般家庭の食事情、あるいは観光地の最近の様子などを語りつつ、貴久子さんが料理の腕を振るいました。
「もし、この日本の食材がイタリアにあったら?」というテーマで、貴久子さんが選んだのは秋の食材、レンコン。
あれほど無骨な根菜が果たしてイタリアンに馴染むのか? と最初は疑問でしたが、そのあたりはさすが貴久子さん。細かく砕いてトマトソースと和えることで、美味しいパスタの具材になりました。むしろレンコンのザクッとした食感が全体の味を引き締める逸品! うまかったぁ……。
ジローラモさんのトークでは、小誌での連載をまとめた『ちょっとオタクなイタリア料理』(著・パンツェッタ貴久子)の紹介もしていただきました。
ジローラモさんが言うには、彼自身は出身地・ナポリの話ならネタに尽きませんが、イタリア20州全体の食文化については、この本の内容ほど詳しくないとのこと。20州について、ここまで広く、深く掘り下げた貴久子さんは「スゴいね!」と。すべての州をくまなく回っている貴久子さんだからこその中身の濃さです。
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さらに、同じ週にもう1件、美味しい秋のイベントが……。
HERSでは昨年の秋にスコットランド取材を行いましたが、スコットランドの名産品といえば、シングルモルトウイスキー。そのなかでも1824年に英国政府公認第1号の蒸留所となったザ・グレンリベットが新商品のローンチイベント『ザ・グレンリベット ファウンダーズナイト』を10月6日に開催しました。
会場のFuture SEVEN(南青山)には、原材料の大麦や熟成に使われるアメリカンオーク樽が飾られ、新商品のプレゼンテーションやゲストの山本耕史さんによるトークショーを楽しんだ後、新商品の試飲会が行われました。
新商品“ザ・グレンリベット ファウンダーズ・リザーブ”は、柑橘類の香りや西洋ナシの風味に包まれたクリーミーな味わい。数あるザ・グレンリベットのラインナップのなかでも、飲みやすくてバランスの取れた逸品です。
そして、このイベントにはHERS読者も参加してきました! 【HERS有閑倶楽部(仮)】というクラブ活動の一環で、ウイスキー好きのオシャレ読者4名が会場に潜入。
この【HERS有閑倶楽部(仮)】の活動は、hers-web.jpの新コンテンツとして12月中旬よりアップロードする予定です。『ザ・グレンリベット ファウンダーズナイト』の詳しい模様は、そちらのほうで追ってまたレポートします!
“ザ・グレンリベット ファウンダーズ・リザーブ”700ml ¥4,800(税別)※11月8日(火)発売
編集 TK48YO