京都の食卓になくてはならないのが、豆腐とお茶。京を代表する食材をカジュアルに楽しめる店が相次いで誕生し、話題を呼んでいます。そのひとつが、日本各地の選りすぐりの大豆と愛宕山の伏流水、天然にがりで作る豆腐や良質な油を使った油揚げが人気の「久在屋」初の食事処。祇園石段下の町家を改装したカウンター5席のこぢんまりした店内はひとりでも入りやすく、昼ごはんや早めの夕食、お酒も楽しめる使い勝手のよさが魅力。
1.豆腐に合挽き肉、タマネギ、トマトを混ぜ、つなぎを一切使わない豆腐ハンバーグ。ふっくらとした焼き上がりで、マスタードをつけても美味。絹とうふ、小鉢、漬け物、ごはんが付いて¥1,220。2.厚揚げを鉄板で香ばしく焼き、たっぷりの薬味でいただく「おざぶ揚げ」¥580。3.豆腐を3種類(青竹とうふ、冷やっこ、ざるとうふ)から選び、焼いた油揚げと一品、ごはんが付く「豆腐とお揚げの鉄板焼き御膳」。青竹とうふ付きは¥1,280
久在屋 はなれ:京都市東山区祇園町南側533 ☎075-286-4331 11:30〜17:00(時期によって変更あり)月曜〜木曜
撮影/三國賢一 取材・文/秋山美英 取材協力/植田夏代 構成/川原田朝雄