連載&レコメンド

いつものおうち鍋を「おもてなし鍋」に vol.3

Update : 2018.10.23
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〝お酒と同系のスープか好相性の食材で味に深みを〟

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平野由希子さん 日本ソムリエ協会認定ソムリエ、ワインバー「8huit.」(大井町)オーナー、2017年フランス政府より農事功労章シュヴァリエ勲章を叙勲など、料理とワインのペアリングに最も精通した料理家。

お酒とのペアリングを楽しむ鍋
高級食材を使った鍋にしなくても、ペアリングの技で鍋自体の味わいが広がり、ワンランク上の美味しさが楽しめます。

はまぐりの豆乳鍋
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<写真>
[材料4人分]
はまぐり・・・500g
カリフラワー・・・1個
春菊・・・1/2束
豆乳(無調整)・・・1リットル
醤油・・・小さじ2
オリーブオイル
すりごま

[作り方]
1.はまぐりは塩水につけて砂抜きをする。カリフラワーは小房に分ける。春菊は食べやすく切る。

2.半量の豆乳、カリフラワーを入れ、柔らかくなるまで10~15分煮る。はまぐり、残りの豆乳を入れて、中火ではまぐりの口が開くまで煮る。醤油を加え、春菊を入れてひと煮する。

3.オリーブオイル、すりごまをまわしかける。

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<写真>はまぐりはすぐに口が開くので、カリフラワーは必ず先に煮る。シャンパンと豆乳の組み合わせは絶妙。こっくりした味わいを泡が爽やかにしてくれます。〆はペンネ、またはご飯とチーズでリゾット風に。

 

赤ワイン風味の鶏すき焼き
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<写真>
[材料4人分]
鶏もも肉・・・2枚
長ねぎ・・・2本
ごぼう・・・1/2本
クレソン・・・1~2束
赤ワイン、みりん、醤油・・・各1/2カップ
砂糖・・・大さじ2
サラダ油・太白胡麻油・黒胡椒

 

[作り方]
1.
小鍋に赤ワインを煮立て、みりん、醤油、砂糖を加えてひと煮立ちさせて割り下を作っておく。

2.フライパンにサラダ油少々を熱し、鶏肉の皮目をこんがりと焼き、反対側は色が変わる程度にさっと焼き、食べやすい大きさに切る。ごぼうはささがきにし、水洗いをしてアクを抜く。長ねぎは斜め切り、クレソンはざく切りにする。

3.すき焼き鍋に太白胡麻油少々を熱し、ごぼう、長ねぎをそれぞれしんなりとするまで炒める。

4.鶏肉を入れ、1の割り下を加えて火が通ったら、クレソンをのせ、黒胡椒をふる。

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<写真>日本酒を赤ワインにかえた割り下。途中鍋が煮つまってきたら、飲みかけのワインを入れても大丈夫。鶏もも肉は、先に皮目をパリッと焼くことでご馳走感がアップします。

 

撮影/川上輝明 スタイリング/平野由希子 取材・文/加藤登紀子 構成/中山佳奈子

※掲載中の情報は、2018年11月号掲載時のものです。

★いつものおうち鍋を「おもてなし鍋」にvol.1はこちら
★いつものおうち鍋を「おもてなし鍋」にvol.2はこちら

#つながるレシピ #特集 #おもてなし鍋

 

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