「整理整頓」と聞くと、その言葉だけで疲れてしまう人もいるのでは?
それは、片付けなくてはいけない、断捨離、収納術、そういった見えないルールに囚われてしまっているから。自分が〝どういう家だと暮らしやすいのか〟を突き詰め、自分らしい整理整頓を見つけましょう。
❝全部が見えて全部に手が届く。それ以上の「楽」ってないと思う❞
出しっぱなし代表 ブランディングディレクター 福田春美さん
北海道出身。ライフストアのブランディング、企業のプロジェクトの立ち上げや再生、ホテルなども扱う。2018年9月、楽に暮らす知恵や考え方について記した初の書籍『ずぼらとこまめ』(主婦と生活社)が発売決定。
【出しっぱなしルール1】 最もよく使う1軍は、すぐ手が届く目の前の棚の上か、ぶら下げる
<写真>料理は時間が勝負。だからこそ、よく使うアイテムはすぐに手に取りたいもの。いくつかの塩釜、キッチンツール、ザルなど全て棚の上か吊り下げてあります。愛する❝激落ちくん❞も小さなかごに入れて、目の前のポジションに。
【出しっぱなしルール2】 1軍の中でも更によく使う塩はコンロのすぐ横にスタンバイ
<写真>最もよく使う3種類の塩は塩釜に入れてコンロ横に。ラベルをつけたりしなくても、塩窯ごとにどの塩が入っているか分かります。フライパンなどで手がふさがっていても、片手でさっと塩をつまめる距離感が心地いい。
【出しっぱなしルール3】 邪魔だし臭いもイヤなので、ビニール袋を吊り下げ即席ゴミ箱に
<写真>ゴミ箱は作業場のすぐ近くにあってほしい。でも、ゴミ箱に場所をとられたくない。その全ての気持ちを一気に解消してくれた、ビニール袋。溜まったらすぐ捨てます。
撮影/長谷川潤 取材・文/柿本真希 構成/山田麻琴
※掲載中の情報は、2018年8月号掲載時のものです。
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