「ハルマキ100本ノック」も、そろそろカウントダウン。皆さんの「作ってみましたよ」の声にはげまされながら、ようやくゴールが見えてきました。100本まで気を抜かずに、楽しく、美味しく巻いて、打ち放っていきたいと思います。最後まで、お付き合いいただけましたら嬉しいです。
そして、ハルマキ100本ノック達成(予定)記念イヴェントを開催いたします!
題して「秋のハルマキ祭り atローゼンタール」。
詳細はこちらからチェックしてみてください。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
ジャガイモ餅を知ったのは、20歳の時に旅した知床でした。美味しい!と、食べ続けていたら、宿のご主人が「おろして片栗粉と塩入れて焼くだけ」と教えてくれて。以来、大根餅、蓮根餅など、各種根菜餅を作ってきましたが、素朴なジャガイモ餅が一番好きです。春巻きにすると外はカリッ、中はモッチリの二重奏で、楽しさ、そしておつまみ度が増しますよ。
【材料】2本分
【作り方】
1.マッシュルームは2㎜厚さにスライス、クルミは粗く砕く。
2.ジャガイモは皮を剝き、おろし金などで卸してボウルに入れ、片栗粉を加えて混ぜる。
3.春巻きの皮の上に2を載せ、マッシュルームを並べたらクルミを散らし、封筒のように平たく包む。
4.フライパンにサラダ油を入れ、弱めの中火で温めたら春巻きのジャガイモの面を下にして並べ、フライ返しなどで時々ペタペタ抑え付けながら、そのままの火加減で揚げ焼きする。
5.両面がこんがり焼けたら半分に切り分け、塩を添える。
【注意事項】
この春巻きは、ジャガイモの水分があっという間に皮に滲むので、包んだら本当にすぐに揚げ焼きしてください。こんなに皮が水気を吸って大丈夫なの? 手で持てないくらいに、グンニャリしているけど、どうしたらいいの?と不安になるほどに、包んだ春巻きを見て驚かれるでしょう。でも、すぐに火を入れればデンプン質が固まるので大丈夫。火を通すことで、中はモッチリ、皮はパリッと美味しくなります。包んだ後、フライパンに入れるのが難しい場合は、フライ返しなどでそっとすくって、フライパンにすべり入れましょう。
【合わせたいお酒】
軽めの赤ワイン。今年のヌーヴォーと一緒にぜひ。
【動画でも作り方を紹介しています】
焼きイモとロースハム、粒マスタードの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。J-WAVE 「KURASEEDS」でもハルマキ100本ノックについて紹介いただきました!
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:00~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子