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【Flower cycle Art】フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.3

Update : 2022.08.19
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花が一輪あるだけで、空間は華やぎ、心癒され優しい気持ちになれるもの……。
わかってはいても、すぐ枯れてしまうなどの理由から、買うことを躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
だけど、生花ではもちろんドライフラワーとしても、長く花を楽しめるなら?
フラワーサイクリスト・河島春佳さんが、新しい“花のある暮らし”をレクチャーします。

毎月第3週目は花にまつわる話、題して「フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)し」をご紹介しています。今月のテーマは、コロナ禍で見えた「フランスと日本の花文化の違い」です。
新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた2年前、日本では「緊急事態宣言」が発令され、人々の緊張や不安が高まり、食料品、水、トイレットペーパーなどの生活必需品がスーパーで品薄になりました。
それは日本に限らず海外でも同様。ただし、“何が必需品か?”に、その国の文化や価値観が色濃く出たようです。

「フランス、特にパリでは、ロックダウン前にお花屋さんの花が売り切れた、という話を現地在住の日本人の方に聞いて驚きました。フランスだと“生きる=心の健康や癒しも必須”であり、当然、花も生活するうえでの必需品だと考えられているんですよね。改めてフランスと日本の花文化の違いを感じました」(河島さん)。

フランスをはじめヨーロッパと日本では、花に関してさまざまな違いがあります。例えば販売方法。日本では1本単位で購入できますが、フランスでは必ずしもそうではありません。
「向こうでは、5本や10本、束で売られています。日本はいろいろな種類の花を花瓶に活けて楽しむ方が多いと思いますが、フランスではどちらかというと同じ種類の花をバサッと飾るイメージです」(河島さん)。

年代や家族構成など問わず、“常にリビングやダイニングに花を飾る”という習慣も、日本にはまだあまりないもの。
「私がパリに花留学した際、お世話になったホストファミリーでは、常にリビングに花瓶があり、買ってきたらすぐに飾れる状態でした。この習慣は若い方たちも同じ。ドイツのシェアハウスに住んでいた20代女性のお宅にお邪魔したとき、ダイニングにたくさんのチューリップが飾ってあって、とても素敵でした」(河島さん)。

お花を飾ろうとすると、つい構えてしまいがちですが、難しく考えずにフランスのように1種類の花をざっくりと飾ってみるのはいかがでしょうか? 今月ご紹介したダリアもお薦めですよ♪

【バックナンバーはこちら】
6月の花 紫陽花(アジサイ)①生花で楽しむ
6月の花 紫陽花(アジサイ)②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.1
7月の花 バラ①生花で楽しむ
7月の花 バラ②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.2
8月の花 ダリア①生花で楽しむ
8月の花 ダリア②ドライフラワーで楽しむ


河島春佳さん フラワーサイクリスト
株式会社RIN代表。長野県生まれ。生花店の短期アルバイト時に、廃棄される花の多さにショックを受けたことから、フラワーサイクリストとしての活動を始める。
花農家から産直でお花をお届けするWEBサービス、フラワーサイクルマルシェを展開中。生花を気軽にネットで購入できます。
https://lossflower.theshop.jp/

https://lossflower.com/about
Instagramharuka.kawashima

撮影/山田英博 取材・文/篠原亜由美

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