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【LIFESTYLE】料理家 こてらみやの「ベランダと暮らす」⑤

Update : 2021.01.08
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新年のご挨拶は今さら感がありますが、私が生まれた京都では十五日までは松の内、ということで、
あらためまして、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さてさて、今日は大晦日に収穫したゆずのお話です。

 

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今季のゆずはオモテ年だったのと、肥料をきちんとあげたのが功を奏したようで、小振りながら全部で
12個収穫できました。

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秋口から1個、2個と少しずつ収穫して使っていたのですが、年末にもなると、完熟したゆずが枝からポロリと落ちるようになったので、大晦日にすべて収穫しました。

わが家のゆずの利用法をいくつかご紹介しましょう。まずは白菜漬けです。

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ゆずはきれいに洗って半分に切り、手でギュッと握って果汁を搾ります。果汁を濾したら、種は捨てずに取っておきます。

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皮は適当な大きさに切ったら白いワタとフクロ(正しくは瓤嚢=じょうのう、というそうです)の部分を包丁で削ぎ取ります。

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ゆず皮を使うタイミングは下漬け(詳しくは「ベランダ暮らし④」を参照)した白菜が乳酸発酵しはじめた頃。ここで小さく切ったゆず皮と昆布や赤唐辛子を加えます。ゆず皮の量は白菜1/4株に1円玉ぐらいの大きさを2〜3枚、昆布は切手大2枚ぐらいでしょうか。赤唐辛子はほんの少し(小口に切ったもの2個くらい)でいいですよ。

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白菜漬けで残ったゆず皮は1cm幅に切って何枚か重ね、せん切りにして冷凍しておきます。冷凍する時はくっつかないようにパラパラにほぐしておいてくださいね。こうしておくと使いたい時にすぐに使えてとっても便利です。

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ゆず果汁とせん切りにしたゆず皮を使って、なますを仕込むのも恒例の年末行事です。ベランダで育てた食材が入っていると思うと料理するモチベーションも上がるし、美味しさも倍増します(笑)。

ゆずの種の使い方もご紹介しておきましょう。

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種は適量の日本酒やホワイトリカーに浸けて1〜2週間おくと、とろ〜っとトロみが出てきます。保湿効果があるのでガーゼなどで濾してハンドローションとして使います。
市販のものと違って原料がゆずとお酒だけ。だから、調理中でも気兼ねなく使えるのがいいんです! 冬は手がシワシワになるので、このローションは欠かせません。

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そして最後に残った搾りかすや、傷の多い皮は、不織布でできたダシパックに入れて湯船にドボン! ゆず香るお風呂は疲れた体を癒してくれますよ。
以上! これがわが家のゆずの始末のいい使い切り法です。

こんなふうに冬の食卓や暮らしに大活躍のゆず。苗から育てて収穫できるまで10年近くかかりましたが、根気強く育てていてよかったな〜とつくづく思います。

 

【PROFILE】
こてらみや
料理家。毎日食べたくなるような、素材の持ち味を生かしたシンプルな料理を得意とする。休日の楽しみは、ベランダで収穫した果物やハーブを使ってびん詰めを仕込むこと。著書に「魔法のびん詰め」(三笠書房)など。instagramアカウントは @osarumonkey

前回の記事はこちらから

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