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【レシピ】料理研究家・前沢リカさんが提案する新しいスープ④

Update : 2021.01.04
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寒くなると、恋しくなるのは熱々のスープ。でも、いざ作ろうと思うと意外と面倒なもの。忙しい毎日にやさしく寄り添う、簡単に作れて食べごたえのある〝新しいスープ〟を料理研究家 前沢リカさんに提案してもらいました。

煮浸しと煮物の間のような、新しいスープ

野菜や乾物を主役にした、体にやさしい和食をいただける店として人気の「七草」店主、前沢リカさん。前沢さんが新しいスープとして提案してくれたのは、煮浸しと煮物の間のようなスープ。

「和食って、実は汁ものと煮物や煮浸しの境目があまりないんです。けんちん汁も、具材をもっと大きく切って煮汁を少なくすれば、お煮しめのような煮物にもなりますし、おひたしも汁を多くすればおすましのようなもの。発想次第で、定番のおかずもスープとして生まれ変わります。今回は、味噌汁では物足りない人のために、ボリュームのあるスープと、とことんシンプルな食材の味を堪能するスープを紹介します。どれもご飯が進む味付けです」

鱈とキムチ、豆腐のスープ

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キムチの酸味と辛味が、スープの味を深めてくれる。ご飯を入れて雑炊風にしても。

[ 材料 ](2~3人分)
生鱈の切り身…2枚(約250g)
白菜キムチ…150g
豆腐…1/3丁
塩…少々
だし汁…600ml
味噌…大さじ1~2

 

[ 作り方 ]
1.鱈は食べやすい大きさに切り、両面に塩をふり15分おく。表面の水けをキッチンペーパーで拭く。豆腐は食べやすい大きさに切る。

2.鍋にだし汁を中火で沸かし、キムチを加える。ひと煮立ちしたら1を加える。火が通ったら味噌を溶き入れて味をととのえる。味が足りないようならさらに味噌を加える。

 

【PROFILE】前沢リカ:東京・富ヶ谷の人気和食店「七草」店主。野菜や豆、乾物を使った滋味深い料理が人気。2年連続ミシュラン一つ星獲得。著書に『うちの乾物料理』(高橋書店)などがある。
Instagram:@ju.cook

撮影/相馬ミナ スタイリング/中里真理子 取材・文/高田真莉絵 構成/松本朋子

※2020年2月号の掲載記事より抜粋

【バックナンバー】

【レシピ】料理研究家・上田淳子さんが提案する新しいスープ①

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