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翌朝スッキリ!一日の疲れを整える、夜の〝ながらケア〟

Update : 2020.06.09
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自分を見つめる時間を作っていますか?

家族のために費やしてきた時間を自分のためにほんの少し使うだけ。朝の10分、夜の30分で十分。
今まで触れていなかった場所を積極的に触っていたわってみませんか?

今回は「夜の〝触る〟30分」を、5月号本誌より一部抜粋してご紹介します。

今回お話しいただくのは……

市野さおりさん
足療法家、看護師。英国ITEC認定リフレクソロジスト・アロマセラピスト。米国SWIHA承認トウティーチャー。看護師として臨床経験と代替え療法を組み合わせ、統合医療の視点をもって活動している。近著に『毎日、心地よい自分でいられる 不調と美容のからだ地図』(日経BP)。

 

 

■自分に触る時間
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ワンピース¥14,000(エミ ヨガ/エミ ニュウマン新宿店)

 

~夜の〝触る〟30分~

■足ツボよりも、一日の整えなおしには、ふくらはぎのツイストが大切です。

東洋医学では、エネルギーの通り道〝経絡〟という考え方があります。6本の経絡が、ふくらはぎを通過しているので、夜のマッサージには、ふくらはぎのほぐしが重要になってきます。

ふくらはぎを掴んで骨と皮膚の癒着をはがすイメージで、外側にツイストさせると各経絡が緩み、疲れが取れます。

また経絡の流れは、体の洗い方でもこだわりたいもの。陰陽の考え方を取り入れて気の流れを整えます。

皮膚が柔らかく色白い内側は「陰」、末端から中央へ気を取り込みます。一方で、外側の皮膚は「陽」で、中央から末端へ古い気を排出していきます。腕と脚で行うことで、むくみづらく疲れにくくなります。

 

HOW TO
夜1
ふくらはぎ内側のくるぶしから指4本分のところを触れてみましょう。そこのポイントには三陰交と呼ばれるツボがあります。女性ホルモン活性、冷え性に効くと言われています。決して強く押しすぎないように。

夜2
膝の外側からくるぶしまでの道を、胆経。頭痛、低気圧による不調、花粉症に悩む時に。また、膝下から足首前までが胃経。胃の疲れ、眼精疲労に最適。こちらも膝から足先に向けてさすり流すか、ふくらはぎを外側にツイストさせると効果的。

夜3
足裏のツボを押すのももちろんよいですが、ほぐすことがより大切になってきます。足を内側から両手で掴みます。雑巾を絞るように、内側のアーチを数回交互にツイストさせ、足全体を緩めていきましょう。

 

 

 

■一日の肩の疲れに。首の後ろではなく、横を触るとリセットされる

一日の疲れを取るために効果的なのが首のマッサージ。凝り固まった体やリンパの流れを押すのではなく、ほぐすようにさすっていきます。

肩や首のコリを感じた際、直接痛みのある首の後ろを触りがちですが、ダイレクトに刺激を与えてしまうと、実は体もびっくりしてしまいます。首の後ろ肩が凝っている場合は、サイドと前側(顎の下から鎖骨あたり)を上下にさするように触るのがおすすめ。

夜のこの〝ながらケア〟を行うだけで、顔だけでなく全身のむくみが解消されて、翌朝スッキリして起きられるはずです。

 

HOW TO
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全身のむくみに関わる鎖骨部分を触り、リンパをしっかりと流します。首の前や横を上下に流します。強く押しすぎないことも大切。肩をすぼめて鎖骨奥にスプーン1個分程度の溝ができるかどうかでむくんでいるか判断して。

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首の横や後ろを上下に撫でるように触るのは二重顎、法令線対策にも。直接顎を触るよりも、首をケアするほうが効果的。化粧水、オイル、美容液、あるいはバスルームでクレンジングオイルやボディソープを使って肌に負担をかけないように。

 

 

 

撮影/福本和洋 モデル/目黒真希 ヘア&メーク/川村友子 スタイリング/中村智香子 取材・文/金沢由紀子 構成/松本朋子

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