『舞台設定』
大きなバルコニーに面した大きなガラス戸を開け放つと、
都会の空気がサッと流れ込んできてカーテンが揺れて……
いかにもそんなマンションの部屋の内側からバルコニーを撮った写真に見えるでしょ?
でも、窓枠は写っていてもガラス戸は写っていませんよね。
これ、ビルの屋上に作ったんです、窓枠と床を。
『バルコニーチェアの正解』というタイトルですから、
単品の物撮りを、白ホリのスタジオや平屋のハウススタジオで撮ってしまったら、
何の説得力もありません。
かといって、一般家庭のバルコニーをお借りするのも大変。
これだけの数のチェアを並べられるスペースって、そうそうありませんから。
もちろん、天気も重要。
なかなか大掛かりな撮影だったわけです。
ちなみに、グリーンと調和するチェアの方が探しやすかったと思います。
ビルが背景にあると、選びに制限が出てきますよね。
差し色っていうのは、いい方法かもしれません。
実は、このRフロアまでエレベーターが昇っていなかったんですって!
撮影スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
では、また。