『本当か?』
普通、星の写真を撮るときにはスローシャッター、あるいは開放で撮るし、
星空だけを撮っている写真がほとんどです。
だけどこの写真、星はしっかり動かずに写っているし、建物の照明や街灯も
それほどすっ飛んでいるわけではない……
あってはならないことなんですが、合成? と、一瞬疑ってしまいました。
で、カメラマンに聞いたんです、どうやって撮ったか。
とりあえず疑いは晴れました。失礼いたしました。
シャッターは30秒間だそうです。もちろん三脚も使ったそう。
感度のいい高価なカメラを、ベトナムまで持って行ったらしい。
で、とっぷり暮れてしまったいわゆる夜ではないんだそうです。
夕方の薄明かりがちょっとだけ残っている時間に撮影したそう。
そういえば、稜線の向こうに明るさが残っているような。
「いろんな好条件が重なって撮ることができました」ですって。
ベトナムっぽい絵かどうかといわれれば、そうではないような気もしますが、
空気の澄み具合とかも含めて、ベトナムでしか撮れない写真だったわけです。
写真が大好きなカメラマンさんにとって、行ったことがない海外での撮影って
ご馳走の山みたいなものです。これからも期待しています。
では、また。