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【Flower cycle Art】8月の花 ダリア/①生花で楽しむ

Update : 2022.08.05
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花が一輪あるだけで、空間は華やぎ、心癒され優しい気持ちになれるもの……。
わかってはいても、すぐ枯れてしまうなどの理由から、買うことを躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
だけど、生花ではもちろんドライフラワーとしても、長く花を楽しめるなら?
フラワーサイクリスト・河島春佳さんが、新しい“花のある暮らし”をレクチャーします。

「ダリア」は、暖色系の色味が多く、形はポンポン咲きの丸く可愛らしいものから、大輪で豪華なものまでさまざま。和・洋どちらのアレンジにも合わせやすいため、花好きの方の間では特に認知度も高く、人気のある花です。
水分を多く含む「ダリア」は、本来はあまりドライフラワー向きではありません。自然乾燥ではダリアの美しい形状をそのまま残すのは難しいですが、シリカゲルの乾燥剤を使えば、初心者でもキレイにドライフラワーにできます。
上記写真の右はシリカゲルで乾燥させたダリアです。左のピンクの生花のダリアとほぼ見た目が変わらず、形をキープして乾燥できています。

POINT1 色味を揃える

品種によって印象が大きく異なるダリア。「あのダリアもこのダリアも可愛い。どれにしよう……?」と悩んだときは、無理にひとつの品種に絞らなくてもOK。色味を揃えれば、品種がバラバラでも違和感なくオシャレにまとまります。

POINT2 手軽で、かつバランスが取りやすいのは「3本」


複数本を手軽に飾りたいなら、3本がおすすめです。ポイントは、3本の長さを少しずつ変えて活けるだけ! 茎を花瓶に当てて、長さをチェックしながら少しずつカットすれば、切りすぎなどの失敗を防げます。どんな花瓶にも合わせやすいのも、ダリアのいいところです。

来週は……
生花で楽しんだダリアを、「ドライフラワーとして楽しむ」方法をご紹介します。

【バックナンバーはこちら】
6月の花 紫陽花(アジサイ)①生花で楽しむ
6月の花 紫陽花(アジサイ)②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.1
7月の花 バラ① 生花で楽しむ
7月の花 バラ②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.2


河島春佳さん フラワーサイクリスト
株式会社RIN代表。長野県生まれ。生花店の短期アルバイト時に、廃棄される花の多さにショックを受けたことから、フラワーサイクリストとしての活動を始める。
20226月〜オンラインスクールがリニューアル。新メンバー募集中。

https://lossflower.com/about
Instagramharuka.kawashima

撮影/山田英博 取材・文/篠原亜由美


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