HERS的気になる器作家さんたち ⑤遠藤 岳さん
Update : 2021.12.02
遠藤 岳さん
TeaPot(台)、WhiteCups(Round)、WhitePlateWhite
極薄の取っ手は思いのほかバランスがよく持ちやすい。￥11,000。約13×高さ11cm
すっきりとした口当たり。￥4,180。約Φ7.5×高さ5.5cm
驚くほど軽くお皿としてもトレーとしても重宝。￥6,820。約Φ24×高さ1cm
ミニマムなデザインの器で海外での人気も高い遠藤岳さんの作品は、実際に手に取るとどれも想像以上に軽く華奢な造り。それでも臆せずふだん使いしたいと思える理由は、肌を心地よく刺激する触感の確かさにある。見た目以上にザラザラとした土の手触りが安心感をもたらすのだ。
器を作る時は、理想とするテクスチャーや造形を頭に浮かべ、そこにフィットする土や釉薬を厳選していくという遠藤さん。白いポットやカップ、プレートには、伊賀と信楽の土を独自にブレンドして用い、土中の鉄分が黒い点となって発露するような焼き方を選ぶなど、自分の思うようにコントロールすることで、この上なく美しい日用品を生み出していく。アート作品のように、生活も、お部屋も豊かにしてくれる逸品だ。
ECサイト「HERS à table 」はこちらから
撮影／邑口京一郎 取材・文／衣奈彩子 構成／松本朋子
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