HERS編集部員がおすすめする一品を毎週ご紹介。
お酒好きからスイーツ好きまで、部員の個性も垣間見れるかも!?
ただのパンのように見えるかもしれませんが、これ、中にモッツァレッラが入っている「モッツァレッラ・イン・カッロッツァ(Mozzarella in carrozza)」というナポリ料理なんです。
先日、近所のナポリピザのお店でいただきました。
モッツァレッラをパンで挟んで揚げるだけ。簡単なのにすっごく美味しい、ビールが進む一品です。
このレシピも実は昨年発売した、パンツェッタ貴久子さん著の『ちょっとオタクなイタリア料理』(光文社)に載っています。
料理名は「馬車に乗ったモッツァレッラ(モッツァレッラ・イン・カッロッツァの日本語訳です)」。18ページに載っています。
貴久子さんの夫であるジローラモさんの写真つきの帯が目印です。
帯にはジローラモさんはもちろん、イタリア料理の重鎮である「ラ・ベットラ」の落合務シェフ、「ピアット スズキ」の鈴木弥平シェフもコメントを寄せてくださっています。
発売から丸一年が経とうとしていますが、おかげさまで売れ行き好調です!
こんなに詳しいイタリア地方料理の本はないのでは……と編集担当としても自負しております。
レシピだけでなく、エッセイ本としても楽しめるのでイタリア好きな方にもぜひ読んでいただきたいです!
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ぜひまだの方はお手に取ってみてくださいね。
ちなみに余談ですが……
なぜ「馬車に乗ったモッツァレッラ」かというのがイタリアの料理ブログなどにも書かれています。
この料理、「カセレッチョ」という窯焼きのどっしりした気泡の少ない丸いパンを使って作られるのが正式なものだそうで、
その丸いパンの形が馬車の滑車に似ているから、その間に挟まれたモッツァレッラはさながら馬車に乗っているよう……というのが由来だそう(一説によると、ですが)。
もちろん食パンなどでも作れるとは思うのですが、貴久子さんのオススメはやはり上記のようなカセレッチョタイプのパンか、粘りけの少ない歯切れのよいパン、とのことです(『ちょっとオタクなイタリア料理』より)。
ぜひご家庭でも作ってみてください。
編集 がみ