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「花のある暮らし」 50代男性編集部員の場合⑥

Update : 2020.05.18
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HERS5月号「特集・私だけの、ひとり時間。」はまだまだ発売中です。
P.58からの〈花のある暮らしを、もっと簡単に。〉
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このページに匹敵するような素敵な花暮らしではありませんが、小生の場合の話を地道に綴ってます。

前回の記事はこちら。

さて、今回は花の色の話です。

これは、いま自宅のベランダで咲いているセージの花。花言葉は「尊敬」。
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以前、同じくラベンダで咲いたベランダー。あ、間違えた!
ベランダのラベンダー。花言葉は「沈黙」。
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3月の初旬に、新木場駅南口のロータリーで見たローズマリー。花言葉は「思い出」。
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メジャーなハーブの花の3連発でしたが、そう、どれも紫色ですよね?

紫色の花って、やたら多くないですか?

野に咲く花では特に多いような気がします。
もちろん、白や黄色の花も多いのですが、その次ぐらいに紫色。
そんな気がします。

最近、拙宅の近所を歩いていて見かけた花も……
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ツルニチニチソウ。花言葉「愛」。

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コバノランタナ(小葉のランタナ)。花言葉「厳格」。

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ナヨクサフジ。花言葉「世渡り上手」⁉︎

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チドリソウ。花言葉「開かれた心」。

この時季の代表的な花である藤やアヤメも基本的に紫色ですよね。
どうして紫色が多いのか、調べてみました。

植物は、花の中で、あるいは花と花との間で、受粉することによって次の世代を作り出していくわけですが、多くの場合、その作業を蜂や蝶などの昆虫に頼っています。
だから、その作業をしてくれる虫たちにたくさん集まってほしい。
そして、虫を呼ぶために花の形や蜜の匂いなどでプロモーションしてるわけですが、花の色もそのためのツールのひとつ。
つまり、白や黄色と同様に、紫色の花を好む昆虫が多いんですね。
もちろん、虫の目は人間の目と違うので、人間と同じような色の見え方ではありませんが。

では、虫の中でもどのような虫が紫色を好むのか?

「ミツバチは特に白と黄色と紫色の花を好む」とか、「アゲハチョウは赤と紫色を好む」とか、諸説あるようですが、はっきりとは分かりませんでした……。残念。
でもとにかく、”紫色好き”な虫が多いということです。

そうそう、野菜の花も紫色が確かに多い。
ナスはもちろん。
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(花言葉「つつましい幸福」)

ソラマメの花は白が多いですが、このように紫色のタイプも。
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(花言葉「永遠の楽しみ」)

同じくダイコンの花にも、縁がうっすらと紫色になる種類があります。これはとても綺麗だったので、部屋に生けました。
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(花言葉「適応力」)

紫色。
人間の社会や日常生活の中ではメジャーな色ではありませんが、植物や花の世界ではとてもベーシックな色なんですね。

「色」は花にこそあり。

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写真・文/川原田朝雄

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