今月号の表紙は、お久しぶりの萬田久子さん。
2013年3月号以来およそ6年ぶりのご登場です。
特集テーマを「姉たちのことば。」にしようと思った時点で、“HERSの姉”とも言える萬田久子さんにお願いしたいなあと思っていました。
実は、私は萬田さんとは初対面。
若干恐る恐る(萬田さんすみません笑)打ち合わせに伺ったのですが、まさに“気っ風のいい姉さん”で(重ね重ねの失礼お許しを)、萬田さんが表紙を飾られていた頃とは変わった今のHERSにも、前向きに取り組んでいただきました。ほんと素敵な方です。
リニューアル後のHERSは、ありがたいことに主に30代から60代の広い年齢層の方々にお読みいただいているようです。が、コアで語りかけたいのはやはり女性にとって心身の変化を多く感じる50歳。そんな50歳にとっての“姉さん具合”を、萬田さんだけでなく重ねて表現したい、ということから、萬田さんと“同い年”の60歳になった東京タワーと一緒に撮影をすることに。
そして、皆様がお手に取られているであろう今回の表紙になりました。
表紙デザインの選択も悩ましいものでしたが、出てくださった本当に素敵な姉たちの言葉を、ぜひ読んでいただきたくて、より読みもの色の強い縦組みの字組のレイアウトに。
撮影は渋谷のスクランブルから始まり、東京タワーのふもとで終了。
渋谷のスクランブルではなぜかあくびちゃん?まで登場し、胸がざわざわしましたが、萬田さんのキャラのほうが強かった‼ 暗くなり、照明がともった東京タワーをバックに無事撮影終了。編集部に戻り、禁酒中の萬田さんに代わって、素敵な60歳と、これからの10年に乾杯し、終えた一日なのでした。
これだけの“姉”たちから、一度に言葉をいただける機会はなかなかありません。一気に読了していただいても、ゆっくりゆっくり大事に読んでいただいても、お楽しみいただける大切な一冊になりました。
まだの方も是非お手に取っていただければ幸いです。
編集長 二村