アート×インテリアショップ
アートを飾る時、テイストやサイズなど、部屋とのバランスが気になります。インテリアショップでもアートは欠かせない、とギャラリーや作家とがっちりタッグを組み、その提案の進化は想像以上でした。
常時300点の作品を揃える「ギャラリー」がショップ内に
Cassina IXC.[カッシーナ・イクスシー青山本店]
東京都港区南青山2-12-14ユニマット青山ビル1・2・3F
電話番号03-5474-9001(代)
営業時間11:00~19:00
休日 水曜
「インテリアに寄り添うアート」をコンセプトに2016年、店内にギャラリーをオープン。「『アートを飾りたいが、どのギャラリーと好みが合うのかわからない』『アートを飾りたいが、どのギャラリーと好みが合うのかわからない』『作品の魅力だけでなく、部屋とのバランスについてのアドバイスがほしい』という声は多いですね。自社だけでなく、様々なインテリアテイストを想定し、幅広く作品を揃えています。気軽に見に来ていただきたいですが、お部屋の写真や図面があれば、より具体的なご相談も」(インテリアコンシェルジュ・谷口寿子さん)。スタッフ全員が、海外視察なども含めアートのスタディを続けている点も心強い。
<写真>現在の展示テーマは「フローティング・ビューティー」。部屋の重力さえも変えてしまうような浮遊感あるアートを提案。パトリシア・ウルキオラの新作ソファと、そのソファにインスプレーションを得て上須元徳が描いた「iceberg」(アクリル¥420.000)。
グリーンや光が溢れるリアルなリビング空間でアートを
arflex[アルフレックス玉川]
東京都世田谷区玉川1-14-1二子玉川ライズS.C.テラスマーケット2F「蔦屋家電」内
電話番号03-5717-9222
営業時間11:00~19:00
休日 不定休
自然光がたっぷり入る一角には、家具、グリーン、小物などとコーディネートされたアートが。「通常のアートギャラリーと比べてご自宅に近い環境なので、よりアートを身近に感じていただけると思います」(店長・小泉多恵さん)価格はマガジンサイズの3万円台から30万円程度まで。場所柄、ご夫婦で訪れ、気に入った作品を車で持ち帰る方も。定期的に注目のアーティストの企画展も開かれますが、少し主張が強いかしらと思う作品も、インテリアの中で見ると、素敵な化学反応でバランスがとれるそうです。住空間のミュージアムとして訪ねてみてはいかがでしょう。
<写真>[中央]片山雅史「風の系譜’92 718」(和紙/シルクスクリーン・アクリル、額込¥211,000)。クッションと色合わせも素敵。[右上]中原まみ「Bath」(キャンバス/油彩・パステル、額込¥93,000)[右下]ニコル・シーガル「Balance」(紙/油彩、額込¥65,000)
撮影/吉澤健太 取材・文/加藤登紀子
※掲載中の情報は、2018年7月号掲載時のものです。
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