『突っ込みを期待して』
今回も写真テクニックの話ではありません。被写体の問題です。
いや~、どう見たって、これを超える写真を撮るのは相当大変でしょう。
あっ晴れ!
70年代の前半まで、TVのヒーローものの主人公は“カッコいい”という
一言でくくれるキャラクターでした。
それが、76年に始まった『タイムボカン』シリーズが革命を起こします。
ヒーローであり主人公である男の子が“ボケる”んです。
これは少年少女たちの成長過程に大きな影響を与えました。
「スポーツ万能、勉強もできて顔がイイ」というモテる要素をもった子が
いわゆる突っ込み系だったら、なにカッコつけてるの?って、敬遠され始めました。
その3つに「面白い」っていう要素が加わったのです。
それはそれは大変なことでした。
それはさておき、稲垣えみ子さん。
HERSの読者さんたちの生活とは全く違う、ある種真逆の生活をなさっている方ですが、
インタビューでも語っていた通り、“ワンランク上”を目指してお金を使っていたことも
あったとのこと。やっぱり両方経験していないと、こういう“ボケ”は痛々しいだけに
写ってしまうと思うんです。さすがです。
では、また。