『自画自賛』
今月は表紙写真を取り上げました。
マエノリさんに代わってから8月号で9号目。
初々しさと、ちょっとだけ見え隠れする余裕とが入り混じった
絶妙な表情を捉えています。
「爽やかな色で行きたいよね」っていうところから始まった打ち合わせ。
スタイリストの斉藤美恵さんが持ってきたこのオールインワンを見た時点で、
スタッフ一同、もう絵が浮かんでいたはずです。
実は、見えていませんがハットのリボンもブルー系、
黒い靴にもブルーがあしらわれていたんです。
写真のスタッフだけでなく、文字組のデザイナーさんまで
この服の強烈な色に動かされて文字色を選んでいます。
当たり前ですが、ただ派手な色というだけだったら、こうはいかないものです。
“そういう時代”とか“そういう空気感”としか言えないのが残念なんですが、
ときどきそういう服がポンと飛び出すことがあります。
「表紙は中ページの延長であるべき」って言う人と、
「表紙は中身とは別物」って言う人、両方います。
両方を同時に満たすことができたときだけ、いい表紙が作れた、と
言えるんだと思います。
ちなみにこの服、モデルさんにとっては、すごく難しい服なはずです。
着こなしたマエノリさんに拍手!
では、また