おいしい!が日々の活力 今週の一皿

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キャベツの話

Update : 2016.04.21
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キャベツの話

HERS6月号の撮影でヨコハマへ。
撮影後はスタッフ8名で、中華街にある馴染みの四川料理店でランチしました。
坦々麺や麻婆豆腐が美味しい店なのですが、小生は辛いものや熱いものを食べると頭から滝のような汗をかいてしまう(頭部多汗症)ので、“五目の塩味炒め”でセーブしました。
まあ、塩味のシンプルな野菜炒めなのですが、これがウマい!
筍やヤングコーンも利いているけど、やはりこの時期は春キャベツの美味しさが際立ちます。
本来、春キャベツは普通のキャベツ(寒玉キャベツ、冬キャベツ)より水分が多いので炒めものには適さないとされていますが、そこはさすがに中華街の名店。さらっと程よく火を通した程度なので、ベチャベチャすることなく春キャベツならではの甘みが封じ込められていました。シャキシャキ甘~い!

さて、そんなキャベツですが、国別の収穫量ベスト3は中国、インド、ロシアで、その後に韓国と日本が続きます。国土の広さから考えると、韓国と日本がいかにこの野菜を好んでいることか。
では、日本のどこで主に栽培されているか。都道府県別の収穫量ランキングを調べてみました。
農林水産省の資料によると、2014年の収穫量は、第1位 愛知県、第2位 群馬県、第3位 千葉県、以下、茨城県、神奈川県、鹿児島県、長野県の順です。小生は圧倒的に嬬恋を擁する群馬県が第1位だと思っていたのですが、違うんですね。愛知県の東三河という地域が日本一の生産地なんですと。ただ、春キャベツについては、海洋性気候で冬も暖かい千葉県の銚子地域や神奈川県の三浦地域が強いらしいです。

ついでに農林水産省の統計をもうひとつ調べてみました。
都道府県別キャベツの消費量ランキング。
第1位 長野県、第2位 徳島県、第3位 鹿児島県。
長野や鹿児島は収穫量も高いので、そのぶん消費量が多くなるのはわかります。でも意外なのは徳島。徳島は収穫量では全国のなかで34位にすぎません。都道府県民1人あたりが1年間に食べるキャベツの量の全国平均は、5.7玉なのですが、徳島は7.4玉も食べます。

気になって徳島の食文化も調べてみたのですが、理由がよくわかりません……。徳島には「キャベツソフトクリーム」があるとか、「キャベツの白和え」を好むとか、大阪や広島に負けないくらい「お好み焼き」が好きだとか、いろいろとつながるものはあるのですが決定的な理由にするには弱いんです。
徳島県のキャベツの謎……。

編集 TK47YO

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