東名高速・御殿場ICで降りて向かったのは<オートパラダイス御殿場>。昨年10月に発売された新型 日産リーフの試乗会で、こちらのサーキットとその周辺を走りました。
「電気自動車って、ゴルフのカートみたいな感じなのかな……」と思っていましたが、とんでもない! 走りはもちろん、パワーもラグジュアリー感も大満足!
わくわく感が止まらなかったリーフの初体験を報告します。
リーフは、モノトーン8色、2トーン6種で計14のカラーバリエーション。昨年12月時点では、販売されたリーフのうち2トーンが40%を占めていて、ブリリアントホワイトパール×オーロラフレアブルーパールが人気。車体は思っていたより大きくて、ゆったりと寛げます。
手前はモノトーンのタンジェリンオレンジ、奥は人気の2トーン。
日産 リーフ Gグレード
2WD/定員5名
\3,990,600(税込)
一充電走行距離(JC08モード) 400km
リチウムイオン電池
総電圧 350V/総電力量 40kWh
4,480×1790×1540㎜
日産自動車 第一製品開発本部 車両開発主管の磯部さんから、新しくなったリーフの説明をうかがいました。
2015年に発売されたリーフのバッテリー容量が30kWhだったのに対し、新型リーフは40kWhでフル充電した航続距離は400km(JC08モード)に。30分間の充電量が30%UPしたので、バッテリー容量が増えたのに40分で80%までの充電ができるようになりました。
また充放電の繰り返しに強いので、バッテリー容量が落ちません。8年で16万kmの容量保障もついています。
さらに、月々\2,000(税別)で「使いホーダイプラン」に加入できて、全国5530基以上の急速充電器が使い放題! ちなみに全国充電器設置数は約28,500基。
プロパイロット パーキングを試しました。画面タッチで駐車位置をセットして、左手でボタンを押し続けるだけで、アクセルもブレーキも踏まず、ハンドルにも触れずに駐車ができるんです!
アクセルを踏むとグンッ! という感じの日産らしい力強い加速。通常どおり、アクセルとブレーキで走行もできますが、e-Pedalにするとアクセルだけで車を操ることが可能。アクセルペダルを踏むと走り、ペダルから足を離すとブレーキがかかります。初めのうちはクルマを運転している感じがしなくて気持ち悪かったけれど、慣れてくるとe-Pedalのほうが運転しやすく感じました。ブレーキ要らずの運転は渋滞のときにもいいですね。
ロングドライブで高速道路や自動車専用道路の同一車線を走り続けるときには、プロパイロットを使うととっても便利。アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御してくれます。渋滞時の高速道路の運転はストレスですが、プロパイロットがあれば運転の疲れが減りそう。イライラする渋滞も楽しい時間に変わるかも。
また、モーター音が静かになったうえに、音の侵入経路となる隙間を徹底的になくした設計なので風音なども聞こえづらくなりました。だから後席の人とのおしゃべりも良く聞こえます。
サーキットを3周してきました。駐車するときはインテリジェント アラウンドビューモニターがディスプレイに周囲の画像を映し出し、近くに人や物を察知するとブザーが鳴るので安心して駐車できます。
富士山が見えるサーキットで初めて乗ったリーフはエコな電気自動車なのにパワフルな走りが爽快! 燃費もいいし、乗り心地もいい。安全面も頼れます。
私だったら、プロパイロット、プロパイロット パーキング、インテリジェント アラウンドビューモニターなどフル装備のGグレードを選びます!
(2017.12.22)
撮影・取材・文/藤波とも子